case014 休職期間満了に伴う退職の取り扱いについて
Q:相談内容
休職期間満了に伴う退職の取り扱いについてご相談させていただきます。
該当者は、2018年5月21日から病気療養にて休職しています。
度々の期間延長を経て2019年5月20日をもって就業規則に定める休職期間が満了(1年間)を迎えます。
なお、最新の診断書(心療内科)では2019年5月31日までの休業指示が記載されており、本人からも特別休暇届(2019年5月20日まで)が提出されています。
このタイミングで添付ファイルの通知書および退職願等の手続き書類をお送りしようと考えております。
以上、アドバイスいただきたくよろしくお願い申し上げます。
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〇〇年〇月〇日
●● ●● 殿
株式会社 〇〇〇〇
代表取締役 〇〇 〇〇
休職期間満了通知書
当院就業規則第21条及び第24条第4項の規定に基づき〇〇年〇月〇日
をもって休職期間が満了し、同日付で退職となりますことを通知いたします。
記
「株式会社 〇〇〇〇 就業規則」(抜粋)
・第21条
休職期間は、次の通りとする。
欠勤時の勤続年数 休職期間
勤続3年以上5年未満 12ヶ月
・第24条
4 休職期間が満了しても復職できないときは、原則として、休職満了の
日をもって退職とする。
以上
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A:結論
通知書を拝見しました。
休職満了わずか11日後までの休業指示という前提であれば、いきなり休職満了自然退職に踏み切ることは有効性の点でリスクが大きいです。主治医面談の設定や産業医面談の設定のうえ、今後も業務は難しいとの裏付けをとっておくという対応が必要であると考えられます。
なお、「貴殿は、●●年●月●日から休職されておりますところ、当社就業規則第21条・・・」
と休職開始日を明記すると良いと思います。
退職願については、本来は自然退職ですので不要です。
以下のサンプルをご参照ください。
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●● ●● 殿
〇〇年〇月〇日
株式会社 〇〇〇〇
代表取締役 〇〇 〇〇
休職期間満了通知書
貴殿は、●●年●月●日から休職されておりますところ、就業規則第●条及び第●条第●号に基づき、●●年●月●日をもって、休職期間満了により退職となりますので、予めその旨ご通知致します。
以上
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